1701-01-01から1年間の記事一覧

キカイに殺された男(3)

殺人事件なら、もっと大勢でやってくるはずだが、電話の最初で殺人と聞かされても、続きを聞くと、犯人はなにやら訳の分からないシステムである。 三橋はとりあえず同じ一課の刑事白瀬正嘉と鑑識課員1人連れてやってきたのだが、 大岩の自宅には家族のほか…

この小説について

今のところタイトル等の記述は仮の段階ですが都合が悪くならない限り続けようかなと思います。 なお、この小説は小説としては完結するかのせいはあると思いますが、意図的に未完の状態になるかと思っています。

キカイに殺された男 (2)

西豊島署の捜査官三橋恒久巡査部長は憂鬱だった。 捜査一課の部長刑事として様々な事件を扱ってきたが、まさかベッドを取り扱うとは思わなかっただろう。病気や怪我とともに戦うこの在宅医療システムのベッドは、健康な人間からすれば異様な機械のかたまりに…

連載小説開始のお知らせ。

1701年1月1日から自作小説を公開します。 都合により未完のまま終わる可能性や、公開中止となる場合があります。ご了承下さい。 次回は1701年1月2日付けの日記になると思いますが、 掲載予定日は未定です、月数回のペースでやんわりとやっていきます。

キカイに殺された男 (1)

皆さんは在宅医療システムをご存じだろうか?近年は医療システムの発達から医療機関で使用される器具も安価で使いやすいものが多くなってきて、専門的な医療器具も以前に比べれば、格段に安くなっている。しかしながら、その医療器具を受け入れる病院は、医…